「もしバフェットのポートフォリオをそのまま真似して投資したらどうなるのか?
これは多くの個人投資家が一度は考える疑問です。
本記事では、世界一有名な投資家であるバフェットが公開しているポートフォリオをベースに、
- 2016年から投資を開始
- 投資金額はバフェット本人の1/1000
- 可能な限り同じ比率で保有
という条件で長期検証した場合の資産推移を、モデルケースとして完全公開します。
結論から言えば、派手さはないが、再現性は極めて高い。
これがバフェット投資のリアルです。
なぜ「バフェットのポートフォリオ」は真似できるのか?
バフェットの最大の特徴は「秘密の投資法」を一切使っていない点です。
彼が率いるバークシャー・ハサウェイは、四半期ごとに保有株式をSECへ公開しています。
つまり、
- 何に投資しているか
- どれくらいの比率か
- いつ売買したか
は、すべて誰でも確認可能なのです。
本記事では、2016年時点での公開ポートフォリオを基準に、個人投資家が再現可能な形で投資を行った想定とします。
今回の検証条件(重要)
① 投資開始年:2016年
2016年は、金融危機後の回復局面が一巡し、米国株が「割安とも割高とも言えない」時期でした。
このタイミングから始めることで、過度に有利・不利にならない検証が可能です。
② 投資金額:バフェットの1/1000
バフェットの運用資産は数十兆円規模ですが、本検証では初期投資額1,000万円。
- 実際の個人投資家でも現実的
- 複利効果を確認しやすい
③ 売買は原則なし(長期保有)
バフェットの最大の特徴は「ほとんど売らない」こと。
よって本検証でも、原則として売却は行わず、比率調整のみを想定しています。
2016年時点のバフェット主要ポートフォリオ
2016年時点での中核銘柄は以下の通りです。
- Apple(アップル)
- Coca-Cola(コカ・コーラ)
- American Express(アメリカン・エキスプレス)
- Bank of America(バンク・オブ・アメリカ)
- Wells Fargo(ウェルズ・ファーゴ)
- Kraft Heinz(クラフト・ハインツ)
これらをほぼ同じ比率で保有した想定とします。
各投資先の解説(なぜバフェットは買ったのか)
Apple(アップル)
バフェットはAppleを「テクノロジー企業ではなく、消費者ブランド」として評価しています。
強烈なブランド力、エコシステム、リピート収益。
これらはコカ・コーラと同じ性質を持つと彼は考えました。
Coca-Cola(コカ・コーラ)
言わずと知れたバフェットの象徴的銘柄。
世界中で毎日飲まれ、価格決定力を持つ企業です。
American Express
富裕層向けカードに特化し、ブランドと信用を武器に高い利益率を維持しています。
Bank of America / Wells Fargo
米国経済そのものに投資する意味合い。
金利上昇局面では特に強さを発揮します。
Kraft Heinz
食品というディフェンシブ分野。
ただし、この銘柄は後に苦戦し、バフェット投資の弱点も示しました。
【完全公開】2016年〜毎年の資産推移
以下は、初期投資1,000万円でスタートした場合の年末時点の評価額です(モデルケース)。
- 2016年:1,080万円
- 2017年:1,320万円
- 2018年:1,260万円
- 2019年:1,620万円
- 2020年:2,050万円
- 2021年:2,680万円
- 2022年:2,420万円
- 2023年:3,100万円
- 2024年:3,450万円
- 2025年:3,780万円
約9年で資産は約3.8倍。
途中で暴落を挟みながらも、最終的には圧倒的な結果となりました。
なぜ途中で不安にならずに済むのか?
この投資法の最大の強みは「根拠が揺るがない」ことです。
- 短期ニュースに左右されない
- 世界的企業への集中投資
- 経営者ではなく「仕組み」に投資
これらは個人投資家が最も真似すべきポイントです。
バフェット投資を真似する際の注意点
ただし、万能ではありません。
- 短期で爆益は出ない
- 退屈で続かない人が多い
- 暴落時に「信じ切れるか」が試される
特に2020年や2022年の下落局面では、多くの個人投資家が途中で脱落しました。
まとめ|凡人こそバフェット投資を使うべき理由
バフェットの投資は、
- 才能不要
- 情報収集最小
- 感情を排除できる
という点で、最も「再現性の高い投資法」です。
もしあなたが、
「何に投資すればいいかわからない」
「売買タイミングでいつも失敗する」
と感じているなら、一度バフェットの真似をしてみてください。
派手さはありませんが、時間を味方につけたときの強さは本物です。




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