「不動産投資を始めたけれど、サブリース契約で思ったより儲からない…」
そんな悩みを抱えているオーナーの方は多いのではないでしょうか?
今回は、筆者自身の経験をもとに、サブリース契約を解約して収益アップを実現した裏ワザ的な方法を詳しくご紹介します。メリット・デメリットや、解約時の注意点もしっかり網羅。これを読めば、あなたの不動産経営が一歩前進するはずです。
そもそもサブリース契約とは?
サブリースとは、不動産管理会社がオーナーから物件を一括で借り上げ、第三者に転貸する仕組みのことです。オーナーは空室リスクを避けながら、毎月一定の賃料収入を得られる点が魅力とされます。
しかし、実際は以下のようなデメリットが目立ちます:
- 家賃は市場価格より2〜3割低く設定される
- 管理手数料が高額
- 契約解除に手間と時間がかかる
- 家賃減額条項で収益が下がるリスク
そのため、特に「自主管理に切り替えた方が利益が出る物件」の場合は、早期に解約を検討すべきです。
【実録】サブリース解約で月収3万円アップした体験談
筆者は都内で1Kマンションを所有しており、サブリース会社と10年契約を結んでいました。
しかし、サブリース賃料は月6万2000円。一方、同じ建物の類似物件は8万円前後で普通に貸し出されています。
違和感を覚え、実際にサブリース契約を解除。仲介会社と直接契約したところ、以下のような結果に:
項目 | サブリース時 | 自主管理後 |
---|---|---|
賃料 | 62,000円 | 80,000円 |
管理費・広告費 | 0円 | -5,000円 |
実質収入 | 62,000円 | 75,000円 |
月額収益差 | +13,000円 |
その後、別の物件も同様に解約し、結果的に月3万円以上の収益アップに成功しました。
サブリースを解約する裏ワザ的な手順
- 契約書を再確認する
まずはサブリース契約書の内容を確認しましょう。特に「解約条項」と「更新期間」「違約金」などの記載がポイントです。 - 不動産会社に相談する(代理交渉)
自分で交渉するのが難しい場合、サブリース解約の実績がある不動産仲介会社に依頼するのがおすすめです。彼らは契約書の抜け穴や交渉ノウハウを熟知しています。 - 退去時期を交渉する
「空室期間中の解約」や「更新前のタイミング」など、損失を最小限に抑えるタイミングを見計らうのが重要です。 - 新しい入居者を確保しておく
解約後すぐに収益が上がるよう、事前に入居者を見つけておきましょう。仲介業者に条件を伝えて募集を開始してもらいます。
裏ワザ: 実際には「正当事由なしでの契約終了は困難」と言われますが、契約更新を拒否するタイミングであれば、比較的スムーズに解約できることが多いです。
解約のメリットとデメリット
メリット
- 賃料を相場通りに設定できる(収益アップ)
- 自分で管理会社を選べる
- 経費や税金の調整がしやすくなる
デメリット
- 空室リスクが発生
- 入居者トラブルへの対応が必要
- 解約交渉が煩雑で時間がかかることも
解約時の注意点
サブリース契約を解約する際は、以下の点に十分注意しましょう:
- 違約金が発生する契約になっていないか確認
- 入居者がそのまま転貸されていないか確認(住んでいる人がサブリース会社の契約だと、直接契約に切り替える必要あり)
- 物件の原状回復義務が誰にあるか明記されているか
また、強引に解約を進めようとすると、法的トラブルに発展する恐れもあります。慎重に、かつ専門家の助けを借りて進めましょう。
まとめ|サブリースを見直せば収益が変わる
サブリース契約は一見「安心な収入」に見えますが、実際には収益を圧迫する原因になっていることも多々あります。
契約内容を再確認し、適切なタイミングで解約を進めれば、物件のポテンシャルを最大限に引き出すことが可能です。実際に筆者のように月収3万円以上アップした例もあるため、検討の価値は十分あります。
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