「記憶力がよくなりたい!」
「上司から言われた事をすぐ忘れちゃう…」
そんな悩みや思いを持った人は少なくないはずですよね。
筆者もそのうちの一人でした。
教科書は1度読んだだけでほとんど覚えてしまうような
脳みそを持った友人には何度「うらやましい」と嫉妬したことか…
この記事では
ごく平凡な記憶力の私が
1年で全米記憶力チャンピオンになれた理由
という本を読んで参考になった部分と感想をお伝えします。
記憶が定着しやすくなる方法や記憶力が向上す方法も記載されていましたので
それについても解説していきます。
是非最後まで読んでみてください!
記憶力選手権を取材した記者が翌年はチャンピオン
あらすじ
著者のジョシュア・フォアは記憶力に興味を持ったことから全米記憶力選手権を取材します。
そこで、イギリスから来ていた世界記憶力選手権の11代チャンピオンのエド・クック、
9代チャンピオンのルーカス・アムスス、マインドマップで有名なトニー・ブザンと出会い
自分も記憶力選手権に挑戦するというノンフィクション作品です
記憶力選手権とは
そもそも記憶力選手権とは5つの種目にわかれているが
作中で特にピックアップされている種目が
ランダムに組み替えられた1組のトランプを制限時間以内に丸暗記して
新品のトランプを記憶を頼りに同じように並び替える
という競技。
現在はランダムな1組のトランプを16.86秒で丸暗記している人がいる
皆さんからすると「すごい!」というより
「意味が分からない」という感覚の方が近いだろう…
中には元々、天才と言われる人もいるが
この本のトレーニングを積めば1年ほどで
いわゆる凡人でも2分を切ることは難しくないそうだ!
想像と違った記憶力の天才達
著者は出会った3人にさぞかし特殊な能力の人間かと思いインタビューを試みます。
しかし、エドからは返ってきた返答は…
僕には特殊な才能などないよ
それに驚いた著者は、エドやルーカスはどのようにして記憶力を身に着けたのか?
そもそも人間の記憶は何なのかに興味を持ち、著者はエドのコーチを受けて
1年後の全米記憶力選手権を目指すことに。
脅威の記憶力は2000年以上前に開発されたものだった
著者はエドから古典を読むことを勧められます。その一冊が「ヘレンニウスヘ」です。
その本は記憶術の基本原理について書かれた本で、記憶力を向上させるには
記憶の宮殿と呼ばれる建物に、玄関から順に覚えやすい遺失物を置いていきます。
抽象的なイメージは取り出しにくいのですが具体的なイメージは脳内に、引っかかりやすく、
ローマの政治家たちはこれで演説を覚え、2万人の名前を覚えた人もいます。
記憶力向上の方法とは
では、実際にどのようにすればいいのか…
具体的に解説していきます!
具体的なモノ変換してストーリー性も持たせる
年号などの数字の羅列は語呂合わせで覚えたりしますよね?
大まかに言うとアレと同じ原理です!
では僕たち一般的な人たちにも日常的に
活用できるシチュエーションに置き換えてみましょう!
・牛乳
・ティッシュ
・週刊少年ジャンプ
・シャンプー
と、しましょう!
さぁではこれを今から記憶するにはみなさんも一緒にやってみてください!
今から書くことを全て頭の中でイメージし映像化してください!
①まずあなたは自分の家の前にいます
②玄関に入ると玄関が牛乳まみれで浸水しています
③それを靴箱にあったティッシュで一生懸命拭きます
④ここで拭くのを手伝ってくれる人がいました。
見上げてみるとルフィーが手伝ってくれています
⑤拭き終わるとルフィーはトイレでシャンプーをしてくれました
イメージできましたか?
できたアナタはこれで明日まで買わなきゃいけない物を忘れません!
いやいや、騙されないぞ!そんなわけがないだろ!
数が少ないからそもそもこんな事しなくても覚えられるよ!
と、疑いの目をすごく感じますので、各々で買うリストを後10個ほど足して
それぞれ順番にさっきのイメージの続きを作ってみてください!
ここで必要なのができるだけその物を使って
あり得ない状況を創り出すことです!
「ルフィーがシャンプーをしてくれる」
これぐらい大胆にしましょう!
そして、数個おきに家の中の場所を変えることも大事です!
さぁ明日、スーパーに着いたらもう1度頭の中で玄関の前に立って
昨日イメージしたストーリーを再現してみましょう!
もう買わなきゃいけない物は明白ですよね?
簡単に説明すると、記憶はストーリー性をもたらすことでより脳内に定着するようです。
さらに、忘れるまでの時間も長くなるそうです!
先ほど覚えた買う物リストと同じことを是非1週間後にもやってみてください!
タモリさんもこの方法でとんでもない記憶力をテレビで披露したこともあります!
まとめ
この本はノンフィクションでありながら、
我々の生活ですぐにでも役立たせられる技術がふんだんに記載されています。
買う物リストなんて今やスマホにメモができる!
と言ってしまえばそこまでですが、記憶という人間にとって大事な部分を
より活性化させる方法の1つとして参考程度にしていただければ幸いです。
気になった方は是非この本もチェックしてみてください!
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